【アクア】国産スタッドレスのおすすめ選び方と注意点

アクアのスタッドレス

「アクアに乗っているけど、冬の雪道でも安心して運転できるスタッドレスタイヤってどれだろう?」とお悩みの方もいるでしょう。

特に国産のスタッドレスタイヤを選びたいけれど、ブリヂストン、ヨコハマ、ダンロップのどれを選べばいいのか迷ってしまうこともあるかもしれません。

この記事では、アクアに乗っている方に向けて、国産スタッドレスタイヤ3大ブランドの最新モデルを実際の価格と性能データで比較します。

これを読めば、あなたのアクアと使用環境に最適なタイヤが見つかるでしょう。

目次

アクアのタイヤサイズを確認しよう

まず、あなたのアクアに適合するタイヤサイズを確認しましょう。初代と新型でサイズが異なります。

初代アクア(2011-2021年)

アクア

初代アクアは、グレードによってタイヤサイズが異なります。

運転席ドア付近のステッカーで必ず確認してください。

  • 標準: 175/65R15(165/70R14)
  • 後期: 185/60R15

175/65R15、185/60R15は一般的なサイズで、海外メーカーも豊富に選択肢があります。

新型アクア(2021年-)

アクアのスタッドレス

新型アクアは、グレードやオプションによって3種類のサイズがあります。

  • 標準: 185/65R15(175/70R14)
  • オプション: 195/55R16
  • GR SPORT: 205/45R17

標準サイズの185/65R15が最もコストパフォーマンスに優れています。

国産スタッドレスタイヤ3大ブランドの有名モデル

2021年9月に、ブリヂストン、ヨコハマ、ダンロップの3社が同時期に最新モデルを発売しました。

それぞれの特徴と価格を詳しく見ていきましょう。

1. ブリヂストン BLIZZAK VRX3

ブリザックVRX3

発売日:2021年9月1日
ブリヂストンのスタッドレスタイヤは、国内装着率No.1を誇るブランドです。

VRX3は「フレキシブル発泡ゴム」と新トレッドパタン技術により、従来品(VRX2)比で氷上ブレーキ性能が20%向上しました。

【VRX3の主な特徴】

  • 氷上性能:従来品比120%(20%向上)
  • 摩耗ライフ:従来品比117%(17%向上)
  • 「ロングステイブルポリマー」配合で経年劣化を抑制
  • 非対称サイド形状でふらつきを軽減

【アクア用サイズの価格】

サイズ価格(1本)4本セット
175/65R15約12,500円約46,200円
185/65R15約17,650円約68,000円

VRX3がおすすめな人
・豪雪地帯在住で毎日雪道を走る方
・装着率No.1のブランドで安心したい方
・氷上性能を最優先したい方
・長期間使用したい方(摩耗ライフ17%向上)

🔗 ブリヂストン BLIZZAK VRX3をチェック

2. ヨコハマ iceGUARD 7 iG70

発売日:2021年9月1日
ヨコハマのiceGUARD 7 iG70は、「ウルトラ吸水ゴム」と専用パターンの相乗効果により、従来品(iG60)比で氷上性能が14%、雪上性能が3%向上しました。

【iG70の主な特徴】

  • 氷上性能:従来品比114%(14%向上)
  • 雪上性能:従来品比103%(3%向上)
  • 「クワトロピラミッド グロウンサイプ」で50%摩耗時も性能キープ
  • 「ウルトラ吸水ゴム」で水膜を効果的に除去

【アクア用サイズの価格】

サイズ価格(1本)4本セット
175/65R15約10,300円約40,488円
185/60R15約13,420円約51,600円

iG70がおすすめな人
・コストパフォーマンスを重視する方
・VRX3と同等の性能を少し安く手に入れたい方
・50%摩耗時も性能を維持したい方
・ヨコハマブランドを信頼している方

🔗 ヨコハマ iceGUARD 7 iG70をチェック

3. ダンロップ WINTER MAXX 03

発売日:2020年8月1日
ダンロップのWINTER MAXX 03は、「ナノ凹凸ゴム」を採用したスタッドレスタイヤです。

従来品(WM02)比で新品時の氷上ブレーキ性能が22%、氷上コーナリング性能が11%向上しました。

【WINTER MAXX 03の主な特徴】

  • 氷上ブレーキ性能:従来品比122%(22%向上)
  • 氷上コーナリング性能:従来品比111%(11%向上)
  • 「MAXXグリップトリガー」で摩耗しても凹凸構造が再出現
  • 「液状ファルネセンゴム」で低温下でもやわらかさキープ

【アクア用サイズの価格】

サイズ価格(1本)4本セット
175/65R15約9,900円約40,200円
185/60R15約16,500円約64,000円

WINTER MAXX 03がおすすめな人
・氷上ブレーキ性能の向上率(22%)を重視する方
・摩耗後も性能を維持したい方
・ダンロップブランドを信頼している方
・バランスの良い価格と性能を求める方

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3大ブランドの徹底比較(175/65R15サイズ)

アクア前期型のインチダウン

アクアで最も一般的な175/65R15サイズで、3つのタイヤを比較してみましょう。

項目VRX3
(ブリヂストン)
iG70
(ヨコハマ)
WM03
(ダンロップ)
発売日2021年9月2021年9月2020年8月
氷上性能向上率20%向上14%向上22%向上
価格(1本)約12,500円約10,300円約9,900円
特徴的技術フレキシブル発泡ゴムウルトラ吸水ゴムナノ凹凸ゴム
摩耗ライフ17%向上
総合評価⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐

【2025年9月発売】最新モデルが登場!

2025年9月1日、ブリヂストンとヨコハマから同時に最新モデルが発売されました!

従来モデル(VRX3、iG70)を大きく上回る性能を実現しています。

1. ブリヂストン BLIZZAK WZ-1【NEW】

ブリヂストン BLIZZAK WZ-1:究極の氷上性能を追求

発売日:2025年9月1日
ブリザック史上「断トツ」のICEコントロール性能を誇る、VRX3の後継モデルです。

ENLITEN(エンライトン)技術を乗用車用スタッドレスタイヤで初搭載し、従来品VRX3比で氷上ブレーキ制動距離を11%短縮、氷上旋回ラップタイムを4%短縮しました。

【WZ-1の主な特徴】

  • 氷上ブレーキ性能:VRX3比で11%短縮(15.00m → 13.32m)
  • 氷上旋回性能:VRX3比で4%短縮(18.47秒 → 17.69秒)
  • L字タンクサイプ:氷上で接地面への水の侵入を抑制
  • Wコンタクト発泡ゴム:業界初の「親水性向上ポリマー」配合、水をグリップ力に変換
  • WZ Motionライン:圧雪からシャーベット、ウェット、ドライまで対応
  • ロングライフ性能:4年使用後でもVRX3の新品時を超える性能を維持

【アクア用サイズの価格】

サイズ価格(1本)4本セット
175/65R15約15,630円(推定)約60,000円(推定)
185/65R15約16,270円(推定)約67,000円(推定)

WZ-1がおすすめな人
最新技術・最高性能を求める方
・豪雪地帯在住で氷上性能を最優先したい方
・長期使用を考えている方(4年後も高性能維持)
・VRX3からのアップグレードを検討している方

💡 VRX3との価格差
VRX3より約5〜10%高価ですが、性能向上と長期使用を考えると十分価値があります。

🔗 ブリヂストン BLIZZAK WZ-1(最新モデル)をチェック

2. ヨコハマ iceGUARD 8 (iG80)【NEW】

発売日:2025年9月1日
第8世代モデルとして登場した、iG70の後継製品です。新技術コンセプト「冬テック」を採用し、従来品iG70比で氷上制動性能を14%、氷上旋回性能を13%向上させました。

【iG80の主な特徴】

  • 氷上制動性能:iG70比で14%向上
  • 氷上旋回性能:iG70比で13%向上
  • 雪上制動性能:iG70比で4%向上
  • 冬テック:接触の密度(氷とゴムの接触点)と接触の面積を最大化
  • 冬ピタ吸水ゴム:高密度配合の「水膜バスター」で氷とゴムの接触点を63%増加
  • AI設計トレッドパターン:ドライ・ウェット性能も各3%向上
  • EV対応:電動車対応製品であることを示す「E+」マーク打刻

【アクア用サイズの価格】

サイズ価格(1本)4本セット
175/65R15約17,600円約65,360円
185/65R15約19,900円(推定)約78,000円(推定)

iG80がおすすめな人
最新モデルをコスパ良く手に入れたい方
・EV・ハイブリッド車に乗っている方
・氷上性能の大幅向上を求める方(14%向上)
・iG70からのアップグレードを検討している方

💡 iG70との価格差
iG70とほぼ同等の価格で、性能が大幅に向上しています。新規購入なら断然iG80がおすすめです。

🔗 ヨコハマ iceGUARD 8 iG80(最新モデル)をチェック

2025年モデル vs 従来モデル 徹底比較

2025年9月に発売された最新モデル(WZ-1、iG80)と、従来モデル(VRX3、iG70)を比較してみましょう。

価格差と性能向上のバランスを見て、どちらを選ぶべきか判断してください。

項目WZ-1
(2025年)
VRX3
(2021年)
iG80
(2025年)
iG70
(2021年)
発売日2025年9月2021年9月2025年9月2021年9月
氷上性能向上率VRX3比11%短縮iG70比14%向上
価格(175/65R15)約15,630円約10,300円約17,600円約10,300円
価格差VRX3より約48%高iG70より約90%高
特徴的技術ENLITEN
Wコンタクト発泡ゴム
フレキシブル発泡ゴム冬テック
冬ピタ吸水ゴム
ウルトラ吸水ゴム
おすすめ度⭐⭐⭐⭐⭐
NEW
⭐⭐⭐⭐☆
コスパ重視
⭐⭐⭐⭐⭐
NEW
⭐⭐⭐⭐☆
コスパ重視

どちらを選ぶべき?2025年最新モデル vs 従来モデル

アクアユーザー必見!アイスガード8の選び方と注意点

2025年最新モデル(WZ-1 / iG80)を選ぶべき人

  • 最高性能を求める方:氷上性能が10〜14%向上
  • 長期使用を考えている方:WZ-1は4年後も高性能維持
  • 豪雪地帯在住の方:最新技術で安全性を最大化
  • 予算に余裕がある方:価格差は約5,000〜10,000円(4本)
  • EV・ハイブリッド車の方:iG80はEV対応マーク付き

従来モデル(VRX3 / iG70)を選ぶべき人

  • コストを抑えたい方:最新モデルより30〜50%安い
  • 都市部在住の方:VRX3・iG70でも十分な性能
  • 年に数回の使用:価格重視で十分対応可能
  • すぐに交換が必要な方:在庫が豊富で入手しやすい

💡 判断のポイント
予算に余裕があり、最高性能を求めるなら → 2025年最新モデル
コスパ重視で、都市部での使用なら → 従来モデル

価格差は4本で約2〜4万円程度です。

この差額で氷上性能が10〜14%向上するかどうかを、あなたの使用環境と予算で判断してください。

豪雪地帯で毎日使うなら、最新モデルの方が安心感があります。

使用環境別のおすすめ

雪道

あなたの住んでいる地域と使用頻度で、最適なタイヤを選びましょう。

豪雪地帯・毎日使用する方

おすすめ:ブリヂストン BLIZZAK VRX3

  • 国内装着率No.1の信頼性
  • 氷上性能20%向上
  • 摩耗ライフ17%向上で長期使用可能
  • 北海道、東北、日本海側での実績豊富

雪道走行は週1-2回程度の方

おすすめ:ヨコハマ iceGUARD 7 iG70

  • コストパフォーマンス良好
  • 50%摩耗時も性能キープ
  • 氷上・雪上性能のバランスが良い
  • 関東、中部地方での使用に最適

氷上ブレーキ性能を最優先する方

おすすめ:ブリヂストン BLIZZAK VRX3

  • 氷上ブレーキ性能の評判がいい
  • ゴムのやわらかさに定評がある
  • 価格と性能のバランスが良い
  • 凍結路面が多い地域におすすめ

ダンロップ WINTER MAXX 03の氷上性能に特化したタイヤなので、氷上性能を重視する方に向いています。

スタッドレスタイヤの交換時期と寿命

タイヤ交換

適切な交換時期を知ることで、安全性を維持し、コストも最適化できます。

交換のタイミング(以下のいずれかに該当したら交換)

スタッドレスタイヤは、たとえ溝が残っていても経年劣化します。

以下の4つのポイントをチェックし、1つでも該当したら交換を検討してください。

  • 溝の深さ50%摩耗時:新品時約8mm → 4mm以下で性能が大幅に低下
  • 使用年数:製造から3-4年が目安(ゴムの硬化による)
  • 走行距離:10,000〜15,000km程度(使用環境による)
  • 目視確認:ひび割れ、偏摩耗が見られる場合

⚠️ 重要な注意
溝が残っていても、製造から5年以上経過したタイヤはゴムが硬化しており、本来の性能を発揮できません。

製造年月はタイヤ側面に4桁の数字で刻印されています(例:2318 = 2018年第23週製造)。

スタッドレスタイヤを長持ちさせるコツ

ホイールセット

適切なメンテナンスと保管方法で、スタッドレスタイヤの寿命を延ばすことができます。

特に保管方法が寿命に大きく影響するため、シーズンオフの管理が重要です。

  • 適切な空気圧を維持:月1回は空気圧をチェック
  • 適切な保管:直射日光を避け、風通しの良い場所に保管
  • 乾燥路面での高速走行を避ける:摩耗が早まります
  • タイヤローテーション:前後で摩耗が均等になるよう入れ替え

保管サービスの活用もおすすめ

カー用品店やタイヤ販売店では、シーズンオフのタイヤ保管サービス(年間5,000〜10,000円程度)を提供しています。

自宅に保管スペースがない方や、最適な環境で保管したい方は検討する価値があります。

購入方法と交換費用の目安

ホイールセット

スタッドレスタイヤの購入方法は、オンライン購入店頭購入の2つがあります。

オンライン購入の方が価格は安い傾向にありますが、交換作業の予約が必要です。

ここでは、オンライン購入の流れと費用の目安をご紹介します。

オンライン購入の流れ

オンライン購入は、店頭購入より<strong>10〜30%程度安く</strong>購入できるメリットがあります。

以下の手順で進めましょう。

  1. タイヤサイズを確認:運転席ドア付近のステッカーで確認
  2. 通販サイトで購入:Amazon、楽天、タイヤ専門店など
  3. 交換予約:タイヤ館、オートバックスなどで予約
  4. 持ち込み交換:予約した店舗に持ち込んで交換

ホイールセットを購入する場合はホイールナットも必要です。

交換費用の目安

タイヤ本体の価格だけでなく、交換作業費も予算に含めておくことが重要です。

店舗によって価格が異なるため、事前に確認しましょう。

  • 交換作業費:1本あたり1,000〜2,500円(4本で4,000〜10,000円)
  • 廃タイヤ処分費:1本あたり300〜500円(4本で1,200〜2,000円)
  • バランス調整:作業費に含まれることが多い

総額の目安(タイヤ代+作業費)

タイヤ本体価格に交換作業費と廃タイヤ処分費を加えた、実際に支払う総額の目安です。

予算を抑えるコツ

・早期購入割引(10月〜11月)を活用する
・4本セット購入で割引があるショップを選ぶ
・ポイント還元率の高い通販サイトを利用する
・前シーズンのタイヤがあれば、ホイールセットで購入すると長期的にはお得

まとめ:アクアに最適な国産スタッドレスの選び方

アクア前期型のインチダウン

今回は、アクアのスタッドレスタイヤをお探しの方に向けて、国産3大ブランドの最新モデルを実際の価格と性能データで比較しました。

選び方のポイント

  • 豪雪地帯・毎日使用 → ブリヂストン VRX3(信頼性と摩耗ライフ)
  • 週1-2回の雪道走行 → ヨコハマ iG70(コスパと長期性能)
  • 氷上ブレーキ性能重視 → ダンロップ WM03(22%向上)

3つのタイヤはいずれも2020-2021年発売の最新世代で、性能差は僅差です。

あなたの使用環境と予算に合わせて選べば、どれを選んでも冬の安全なドライブを実現できるでしょう。

タイヤは安全に直結する重要なパーツです。価格だけでなく、あなたの使用環境(豪雪地帯か都市部か、毎日使うか週末だけか)を考慮して選びましょう。

迷ったらレビュー評価の高いタイヤを選ぶのも一つの方法です。

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